二都プロダクツのこだわり
Commitment
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01
デザイン・打ち合わせ
目の前にあるひとつのデザインが、着ぐるみになっていくときにどうしてもあきらめなくてはならない事がいくつか出てきます。
着ぐるみを作る目的。使う場所。
完成した後に起こりうる様々なことを想定しながらデザイン〜製図を進めます。ただの置物ではない、着ぐるみとしての使命を、なるべく無理なく楽しく果たせることができるようにデザインしていきます。 -
02
造形
お客様から最も多いリクエストは「かわいく作ってください」というものです。ただし、何を見てかわいいと感じるかは、実際には個人差があります。
さらに、国を超えるとその差はさらに広がります。その中で、お客様が求める「かわいさ」に近づけることが造形の難しさでもあり、楽しさでもあります。手のひらや指先で感触を確かめながら、完成を楽しみにして造形していきます。 -
03
縫製
一枚の平たい布から、どんな形でも作り出すことができます。例えば、球体を平らな生地から縫製する場合、いくつかの方法があります。
ビーチボールのように均等に分割して縫い上げることもできますが、それでは個々のキャラクターが美しくかわいく仕上がるとは限りません。
どこに線を引くかは、事前に決まっているわけではありません。作り手の経験、勘、センスがその線を決定します。美しくも大変な仕事です。 -
04
仕上げ
生地を選んで貼る作業には、特に高度な技術が必要です。美しい目や頬、口を作り込む作業は、まるで化粧をするような感覚です。
小さな歪みや傷は許容されず、神経を使う作業が続きます。この段階でも、多くの指や手で着ぐるみが愛情を込められて仕上がっていきます。内外ともに、美しく仕上げるために手を抜きません。着ぐるみに魔法がかかる瞬間は、おそらくこの仕上げの段階だと思います。 -
05
検品・検針
どんなに美しく仕上がっても、使いやすく安全なものであるかが重要です。複数のスタッフが検品を行い、糸くずやほつれ、針目の飛び出しを確認します。
そして何よりも重要なのは、安全性のチェックです。実際に何度も着用し、着心地や動作を確認します。最後に、検針を行います。二都プロダクツでは工場内の針の数を管理し、毎日朝と夕方に同じ数の針があるかどうかを確認します。さらに、目視で自身の針の数をチェックします。安心して愛用できるかわいい着ぐるみが誕生するためには、この検査が欠かせません。